7月28日金曜日、産学連携プロジェクト授業の最終回、これまでのワークの総てを発表する『最終プレゼン審査会』が名古屋造形大学にて行われました。 審査会は4限目(14:40〜)から始まるので、会場は13時からの設営です。とは言え学生さん達は他の授業に出席していて不在・・・ということは、授業担当の教授2名とワタクシ下尾が早めにお邪魔してお手伝いということになりました。
金澤教授による開会宣言
14:35、20名の参加学生が各々自分の作品を持って会場入り。自分のパネルの前に作品をセットして着席。 同じくして蔵珍窯の小泉社長、弊社代表渡邉と山田Cが会場入り、審査会の空気感がグッと盛り上がります。
そして14:40、金澤教授の開会宣言がそれまで膨れ上がった重苦しい緊張感に引火したように、一瞬で学生の顔が引き締まりました。一人ずつ作品の前に来て、我々審査員と他の学生に向けてのプレゼンが始まりました。
壁面に貼られたコンセプトパネルの前に作品をセット
プレゼンの持ち時間ひとり4〜5分、審査員からの質疑応答に2〜3分。限られた時間内で自分の想いを我々審査員に伝えようとする熱い温度を感じます。 私としてはもっといろいろ聞きたい作品も数々ありましたが、グッと我慢して次の学生に進みます。 そして全体的に思ったことは、今回はプロダクト系の学生でしたが、皆さんグラフィックデザインも優れていて、パネルの完成度に驚きました。
全員の発表が終わってからは、審査委員が別部屋に移動し、受賞対象の3作品を選定する審査会を行いました。先ず各自が推したい作品を公開して集計を取り、そこから3つに絞ったのですが、本当に僅差だったので決定まで時間がかかってしまいました。
最優秀賞である『蔵珍窯賞』には、齋藤うららさんの「鞠型インテリア照明」が選ばれました! 審査会では全審査員が推した作品で、リアリティーがあり、細かなコンセプトの設定から外れず狙いがストレートに理解できる作品でした。 今回の審査基準には「商品化」という条件は敢えて外しましたが、商品化も十分に考えられる魅力がありました。
小泉社長による総評
蔵珍窯賞 齋藤うららさん
優秀賞 西村奈津希さん
審査員特別賞 増田みなみさん
さて、この後に残されたのは、『商品化』という大きなステージです。 審査会が終わった直後から、我々は商品化という視点で全作品を精査しなおし、遅くても来年度には市場に投げかける作品を生み出そうと動いています。 学生さんにとっても、自分が考えたデザインが商品化されるというのは大きな喜びでしょう。 また、商品化と並行して新たなブランディングも考えていきたいと思います。 是非、ご期待ください。
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クオリアグローバルマネジメント株式会社
ブランディングアドバイザー 下尾邦之