蔵珍窯様と名古屋造形大学の学生さんとの産学連携プロジェクトの成果発表まで、残すこと後1ヶ月を切りました。皆さん自分で考えた「新しい陶器」の完成を目指して真剣そのもの。 陶芸の経験が全く無い学生さんも、自分らしい世界観を表現しようとする姿は頼もしいですね。
原型を作る方法はひとつではありません。一番シンプルなのは、粘土を手で捏ねて作る方法。茶碗やお皿などを作る場合です。
何個も作る場合は、原型モデルの石膏型を作ります。作業工程が増えてなかなか大変ですが、学生さんは果敢に挑戦していました。
原型を3Dプリンタで作っている学生さんもいました。正にデジタルとアナログの両刀遣いです。 3Dプリンタでないと表現できないような複雑で精密な造形が、陶磁器で表現されるのですね。
石膏型に流された陶土の水分は石膏に吸い込まれていきます。 水分が吸われて固くなった陶土は時間の経過と共に石膏型の内側に厚みを持ちます。 求める厚みになった頃に石膏型から陶土を外に排出します。(排泥鋳込) その待ち時間は5分から15分、おしゃべりタイムが始まります。
束の間の「おしゃべりタイム」
最終発表会は7月28日に名古屋造形大学で行われます。 蔵珍窯の小泉社長、弊社代表の渡邉と山田チーフ、そして下尾が出席します。 さてさてどの作品が商品化されるのでしょうか? (^-^)楽しみですね!