2代目、3代目の後継者が取り組むべきことの1つである
「会社を継続発展させること」・・・
そのキーワードは
「財務」と「数字」を把握すること。
そして、「月次の決算書」や「決算書」の
「数字」に疑問をもつことが重要であるというお話でした。
そして「数字」の一つ目は、
貸借対照表(B/S)と損益計算書(P/L)と
呼ばれる業績評価表です^^
「数字」の二つ目は、 キャッシュフロー計算書と呼ばれる
お金の流れ「資金繰り」を表す表です。
業績評価といえば、
毎月の月次決算書及び年度締めの決算書というお話しました^^
まずは、
自社の決算書を眺めてください^^
貸借対照表は、会社の財務状態を見る計算書。
損益計算書は、会社の事業年度の営業成績の計算書。
簡単に言えば、
貸借対照表は、お金の状況を把握する表
損益計算書は、1年間の売上や経費と利益を把握する表
損益計算書は、大体何を表しているか分かるかと思います。
一方で、貸借対照表はとってもクセモノなんです!
これは、後継者の方に限らず普段月次決算書や
年度締めの決算書を見ている方でも同じだと思います。
ではまず、頭の体操がてら・・・
まだ分かりやすい方の損益計算書についての初歩話です。
昔あった八百屋さんの光景を思い出して見てください^^
ザル籠から買い物代金の3,000円を預かって、200円のお釣りを渡す。
時には八百屋の大将がおまけをしてくれたりする。
そんなやりとりをしながら1日が終わり、
翌日もその翌日も同じやりとりをし、ある時はザルの中の
お金を握りしめて大将が仕入れに出かける。
「利益」は?
当然、野菜が“売れたお金”と野菜を“仕入れで使ったお金”を
差し引きした“ザルに残ったお金”が「利益」になるわけです。
そうです。
とってもシンプルな“収支”の差が利益なんです^^
でも、
お店も日増しに大きくなってきて お客さんも店舗売りだけではなく、
弁当屋さんや飲食店さんにも売るようになってきます。
すると、月に何度も同じ相手先に売るため、月に1度請求書を
出して翌月にお代を頂くという“掛け”取引の商売になってくるわけです。
逆に市場で仕入れをする際も同じような取引に・・・
このように、取引が大きくなってきて
“お金の流れ”がザルの出入りだけのシンプルな
流れだけでなく、遅れて入金されたり遅れて支払ったりと
流れがつかみにくくなってしまうのです。
そして八百屋さんも年度末に「決算」をしないといけません。
決算は、
ある一定の期間(1年間)で
会社の経営数字を締める作業です。
皆さんはこれを“損益計算書”として見ているわけです。
この「決算」の際には、先にもお伝えした通り
「掛け」についても厳密に決算書に反映させなくてはいけません。
お金は払ってなくても野菜を納入した時点で“売上”を上げなくてはいけません。
そして、お金を支払いしてなくても野菜を市場から仕入れた時点で
“仕入”を上げなくてはいけないのです。
それが“売掛金”“買掛金”という存在です^^
決算書の損益計算書は、
実際のお金の流れを表してくれているわけではなく、
取引の流れを表しているのです。 いかがでしょうか?
全く数字に免疫がない後継者の方は
頭から湯気が出てしまいますね!^^;
これらをこれから何度かに分けながら
優しくお伝えしていきますが・・・
あまり連続数字ネタだとヘビーですね^^
ちょくちょく分けてお伝えしますね!
経営コンサルタント
渡邉拓久
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経営コンサルタント 渡邉拓久
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