クオリアメルマガ『脳レッジ!!』をご登録頂き、誠にありがとうございます。

メルマガ会員様は過去の記事を閲覧することができます。

おはようございます^^
春が訪れ、暖かくなってきましたね!
脳レッジも今回で20回目に入ります。
経営に、個人のスキルアップに、皆さんの脳に刺激を与えられるように
たくさん情報をお送りします!


================================================================

第20回メルマガ
『「人、モノ、金」・・・優先順位は?!』

================================================================

今回はあまり前向きでプラスなお話ではないですが、 会社経営におけるスタンスのひとつとして覚えていただきたいお話です。
事業の業績が悪化、資金ショートに対してどう対応していくかというお話です。


そんな資金の相談を受けた時に、一番お伝えすることは支払いの“優先順位”です。
私は、重要な支払い順は「人・モノ・金」と説明しています。
お金が足らないので、どこかに頭を下げて支払いを猶予してもらわないといけなくなると、 多くの会社ではやりやすいところから支払いを止めていきます。


まずは社長が報酬をとらない。
次に、従業員の給与を待ってもらったり、賞与を払わない。
その次は、取引先の支払いを待ってもらう。
そして税金などは督促がすぐには来ないのでそのまま。
最後に銀行の借入返済。


そんな局面にぶち当たった会社は、上記のように「人、モノ、金」の順番に止めていくことが多いのです。

でも、事業継続にとって実際の順番は全く逆で「人、モノ、金」の順に重要なのです。

社長の報酬はとるべきでなくとも、社員さんへの支払いを優先順位の1番と考えます。会社の存続は人がいるからです。 当然、取引先の協力もなくては成立しませんが、結果、社内が動かない限り対外的な営業活動も結局成立しません。


その次に“モノ”。
取引先の仕入れや外注の支払いに対して、全額は無理でもいつまでになら払えるかを考えて、誠心誠意相手先に相談する。 当然、ここのハードルが一番高いと思います。
取引が継続できなくなる可能性もあり、事業継続が難しくなるわけです。
でも、実際の改善現場での経験からすると、日頃から取引先と良好な関係を築いている会社であれば、 取引先も説明を聞いてくれることも多いものです。
ここで安易に高利な借入などをして、その場をしのいでも、 その先に負担を持ち越すだけで再生・改善のスピードが遅くなります。


そして、最後に支払うのが税金や銀行の借入返済ということになります。
当然、資金ショートの現状を打破すべく改善の計画をしっかり立てて実行することや、 社長が自ら行動して自分自身を変え、気持ちを前に向けることが何よりも重要です。 すると、社員さんも「ここを乗り越えよう!」という一体感がうまれるものです。

そうならないことが一番ですが・・・改めて優先順位をしっかりおさえておきましょう!

経営コンサルタント
渡邉拓久

次回は3月30日(月)にマーケティング部門より配信します。



クオリアホームページ

▼ ▼ ▼

http://www.qgm-inc.com

クオリアメルマガ

戻る