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第10回メルマガ『買うのは今か?!?』

明けましておめでとうございます。
本年もクオリアメルマガ「脳レッジ!」を宜しくお願い致します。

今回はまたまた会計のお話に戻ります!
前々回8回目は「出入りに注意!!」というテーマで、お金が残らない7つの原因のその4「資金の出と入りのバランスが悪い」ということをお伝えしました。会社の“売上資金の回収と仕入等の支払い資金”のタイミングがどういうバランスかで資金繰りに大きな影響を及ぼすということでしたね!

今回は5つ目の原因・・・ 「買うのは今か?!?」というテーマでお伝えします。 簡単に言うと・・・「固定資産の購入」を取り上げます。 固定資産の購入とは、土地や建物、高額な機材や備品、車などのカタチのある資産への投資のことですね! キャッシュで購入か、借入で購入するのかなどなど、どういう買い方をするかの判断も資金繰りの観点では重要ですが、これについてはどこかでお伝えします。

営業活動に投資は欠かせませんが、重要なのは、その投資のタイミングと資金がどこから出ているかということです。
当然、資産の購入の際には資金が必要となります。
会社の純粋に出してきた営業の稼ぎで買っても溢れるほど資金が残るのであれば別ですが、多くの場合は“先の利益を稼ぎ出すためにいま投資する”というケースだと思います。この場合は、中長期含めた計画で投資の際の資金繰りをチェックしていくことで投資の意思決定が可能となるわけです。
でも中小企業で一番よくあるのは、車や高額機材などでまだ使えるのに “買い換える”というケース・・・ お金?意外にもっていないこと多いですよね^^;

まずは、いま本当に必要なのかどうかを説いてみましょう。
そして、その次はいまが必要なタイミングなのか、それとも欲しい・欲しくなっているということなのかを説いてください。
必要なのと欲しいのでは大きく違いますよね!

これは贅沢に近い投資の話でしたが、本当に必要な投資のとき、営業で稼いだ資金の範囲内(専門的には営業キャッシュフローと言います)で投資を抑えることは理想ですね!また、資金的に無理せず長期の資金調達(借入など)で賄うという考えもあります。とはいえ、借入を行った場合、支払利息の発生や元金返済により資金繰りに影響をあたえます。やはり中長期等の計画で資金シミュレーションが必要ですね!
投資の際には、まずその投資が本当に必要なものなのかを十分検討することです。

製造業において新たな機械を購入する場合でも、その設備投資がもたらす利益はどの程度であるのか、その投資効果を検証しましょう。
(設備投資のために借入れた資金に対して、その返済のために新たな借入を起こすといったことになってしまっては何のために投資を行ったのかわかりません。)自社で無理して機械を持つより外注した方がより効率的という場合もありますからね。

次回は6つ目の原因に迫ります!


代表取締役/経営コンサルタント 渡邉拓久



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