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第7回メルマガ『見えないお金』

前回は「過剰!!?」というテーマで、お金が残らない7つの原因のその2「在庫が過剰にないかどうか」をお伝えしました。
在庫が及ぼす問題点を理解して頂けたでしょうか?
第7回目は、お金が残らない3つ目の原因です。


☆利益が出てもお金が残らない・・・

今回は、数字を見るクセが普段ついていない方には少々難しい貸借対照表に関わる問題点です。
お話は極力、分かりやすくお伝えします!^^


・「会社の小口金を使ったけど、領収書もらい忘れて・・・何の経費だったっけ?!」
・「先にお金だけ貸して!」
・「東京出張なんで、先にお金だけ立て替えて!」
・「いま生活費がなくて苦しいから、一時的でいいからお金貸して!」

などなど・・・

会社からお金を借りてみたり、一時的でも仮でお金を借りたり、先にお金を立て替えてもらったりする事はありませんか?
貸付金とか仮払金、立替金などという資金が一時的に会社から流出した動きが生じているケース・・・
これが意外にクセモノです!!
貸付金や仮払金、立替金といったものは、本来一時的に発生し、 1~2ヶ月程度で解消されるもの(勘定)です。
これらは正式には“経費”などにならずに宙に浮いているイメージで捉えていただくと分かりやすいでしょうか。

経費として認識されずにいる・・・ということは、 お金だけ会社から出金・・・でも使途がまだ未確定のため経費ではない・・・でも、お金は減っている!!
「見えないお金」の動きあり!
 ´д` ;


お分かりでしょうか?

もし、これらが清算されて「経費」と認識されれば、利益から「経費」として引かれて本当の適正な利益(要するに経費が増えて、お金もない=納得)が分かるでしょう。
でも、まだ利益から経費として引けないので、結果決算書上、お金だけが減ったことになります。

実際、こんな例があります。
役員さんや関連会社に対する貸付金が慢性的に発生し、それが長期的に残っている状況が続いている。 →お金は当然、減っていますよね。

また、旅費の前借りなどを仮払金として処理をする場合が多い。
→仮払い状態なので、領収書と残りのお金を戻してもらうまでは「経費」として認識されませんよね。でも、お金は減っています。

これらはそれだけの問題でなく、これらの個人的、不明瞭な支出のために金融機関からの融資が受けられなくなる場合もあります。
また、普段はあまり気に留めず見過ごしがちな勘定ですが、全く清算されず“不良資産”として残り続けることもあります。

結局、「経費」としてすぐに判断できる状態になっていない・・・ というのが、利益と資金とのバランスを悪くする“クセモノ”なのです。

いかがでしょうか?
次回は4つ目の原因に迫ります!



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