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第5回メルマガ『なぜうちの会社はお金がない?!』

第3回目のメルマガで「お金がない!」をテーマに、
“現金”の重要性についてお話ししました^^

今回は“より踏み込んで”お金がない!という原因を、全7回に分けて見ていきたいと思います。

具体的には・・・
「利益が出てもお金が残らない!」
という問題です。

では、なぜ7回?
「利益が出てもお金が残らない」原因は7つに分けることができるからです。

売上から仕入や人件費を含む諸経費を差し引いて出す“利益”(損益計算書の利益ですね)はしっかり出ている・・・でもお金は・・・残っていないといった経験はありませんか?^^;

会社にとっては死活問題であり、この原因をつきとめないと安心して「営業活動」ができないですよね。

まず前提としては、会計の数字「損益計算書」の“利益”と“お金”が残る・残らないといった動きが必ずしも一致しないという会計上の問題もあります。

結論を専門用語でお伝えするならば・・・

“キャッシュフロー計算書”という会計書類をチェックすれば、その原因が分かります。

キャッシュフロー計算書とは、簡単に言えば“資金繰り表”です。

実際、セミナーや研修では“会計の利益とお金のカラクリ”や“キャッシュフロー計算書自体の説明”をすると、その答えはスッキリ分かるのですが、このことについては次の機会にいたします。

ここでは“利益が出てもお金がない”という問題を作り出している「原因」を探ることにします。

原因その1
「売上債権が過大」ではないかどうか?

売上債権とは主には3つです。

ひとつは、請求書を出して入金されるまでの“売上の未回収分”である売り掛け(売掛金)です。

もうひとつは、会社によっては手形で売上の未回収分(売掛)を回収する時の受取り側の手形(受取手形)です。
売上債権(売掛金、受取手形)は、得意先に対する入金待ちの「貸付金」ですよね。

そして、もう1つ。
今後も回収不能なもう回収できずに残っている売り掛けの債権が含まれていることはありませんか。

これら“入金待ち”“入金見込み不能”な債権が過大になっていることが、入金待ち=回収期間が長い=資金になるのが遅い=資金繰り悪化・・・となっていくのです。

特には回収期間・・・売上(請求)からお金の回収までの期間が長くなればなるほど資金繰りは悪化します。

請求から入金までが請求の翌々◯日といった感じで、入金までに2ヶ月以上かかるケースもあるかと思います。

当然、入金より経費の出金が早ければ資金が持ち出し状態になりますよね。


結論・・・

まずは、自社の債権の回収条件や回収期間がどうなのかを探る必要があります。

場合によっては「売上債権を減らす」アプローチが必要です。
(回収条件の見直しは相手あってのものなので、変更依頼も慎重さが必要ですが)

日頃から売掛金についてしっかり管理し、経理担当者だけでなく、営業担当者も入金確認を怠らない意識が大切です。

新しい商品・サービスを発売するときなどは、売上債権の残高が一気に増え、それが「黒字倒産」につながるケースもあります。

あらかじめの資金調達の検討は必須ですね。

場合によっては、掛売りの形態を前受け形態へ変換していくことが可能な業種であれば、この効果は大きいので検討してみましょう。

まずは、自社の売り掛けをチェックしてくださいね!



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